ドラム式洗濯機は専門業者じゃないと運べない?
ドラム式洗濯機を業者に頼まず自分で運ぶには
この記事を読むための時間:3分
引っ越し費用などの節約のために、ドラム式洗濯機を業者にたのまず自分で運びたいと考える人は少なくありません。
しかし、1人で運ぶと腰を痛めてしまうのでは?と心配な方もいるでしょう。
ここでは、ドラム式洗濯機を自分で運ぶ方法をご紹介します。
一般的なドラム式洗濯機の重さはどれくらい?
ドラム式洗濯機は一見コンパクトに見えますが、その重量は従来の全自動洗濯機と比べるとおよそ2倍。メーカーや洗濯容量によってバラつきがあるものの、軽いもので70キロ前後~重いものになると90キロほどと、かなりの重さがあります。
ドラム式洗濯機を運ぶ前の事前準備
ドラム式洗濯機を運び出す前に、水抜きをする必要があります。
洗濯後の排水しただけの状態を、水が完全に抜けていると勘違いする人も少なくありませんが、洗濯槽内やホースには水が残っている可能性があります。
その水を完全に抜いておかなければ、床などが濡れて、運搬中に転んで大怪我をすることも。給水ホースの水抜き~糸くずフィルターの水抜き~排水ホースの水抜きの順で行います。
【給水ホースの水抜き】
- 給水ホースがつながっている蛇口を閉める
- 洗濯機の電源を入れて、洗濯をするときと同じようにスタートボタンを押し、1分ほど作動させたらストップする
- 給水ホース内に多少の水が残っている場合があるので、タオルなどで受けながら給水ホースをはずす
【糸くずフィルターの水抜き】
- 洗濯機の電源を入れて、脱水ボタンを押す(一番短い時間でOK)
- 洗面器やタオルなどを準備して、糸くずフィルターを外しながら水を出し、糸くずフィルターの水気をふき取ってから元に戻す
【排水ホースの水抜き】
- 洗面器やタオルなどを準備してから、排水口から排水ホースを引き抜き、ホース内に残った水を出して水気をふき取る
- 排水ホースを本体側面のホース掛けに掛ける
その他、購入時に付属している『輸送用固定ボルト』で運搬時に中のドラムが動かないよう固定する必要があります。これは、運送業者に依頼する場合でも必ず必要で、紛失した場合は運搬を断られることもあるので注意しましょう。ドラムを固定しないまま運搬してしまうと、洗濯機の故障をまねく恐れがあります。
ドラム式洗濯機を運ぶコツと注意点
運び出す際の注意点として、ドラム式洗濯機は常に縦向きの状態にすること。持ちやすさを優先して横向きにすると、故障の原因となってしまいます。そのため階段の上り下りがある場合、一人での運搬はかなり難しいでしょう。
力仕事には自信があるという方でも、過信は禁物です。一人で運ぶ場合はなるべく持ち上げる時間が少なく済むよう、台車を利用したり、毛布に乗せて滑らせるように移動させましょう。段差のあるところでは、引越し用のキャリーベルトや滑り止め付きの軍手を使い、洗濯機を立てた状態を保って動かします。
まとめ
ドラム式洗濯機は、70キロ前後~90キロ超とかなりの重量があります。
業者に頼まず自分で運ぶ場合は、以下の事前準備を忘れずに。
- 給水ホースの水抜き
- 糸くずフィルターの水抜き
- 排水ホースの水抜き
- 輸送用固定ボルトでドラムを固定
ドラム式洗濯機を運搬する時は、最初から最後まで垂直に立てた状態で行ってください。階段などを上り下りする場合は一人では難しいため、無理せず応援を頼みましょう。
運搬時は、台車や毛布、引越し用のキャリーベルトや滑り止め付きの軍手などを使うと、持ち上げる時間を最小限に抑えることができます。
もしも1人で運ぶ自信がなければ、たとえ運搬の途中であっても中止する勇気も大切です。怪我をしたり、洗濯機を壊してしまうことになれば、費用を抑えるどころか予想外の出費が増えてしまうことに。自分で運ぶ場合は、万全の準備と体調と体力のもと、行うようにしましょう。
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