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重くて運べないエアコンと室外機はどうやって処分する?

エアコン

 

エアコンと室外機の取り外しと処分方法

 

この記事を読むための時間:3分

 

古くなったり壊れたりしたエアコンは、取り外しや処分を自分で行うことが可能です。ここでは、エアコンの取り外しの手順や、注意点、処分方法などをお伝えします。

 

エアコンと室外機の取り外しを自分で行うには

エアコンを処分する際、取り外しを自分で行うことは可能です。ただし、正しい作業工程に沿って行わないと思わぬ事故を起こしかねません。事前に必要な道具を準備し、工程を把握してから作業に取り掛かりましょう

また取り外しの途中であっても、危険を感じたり、自分ではできないかも…と感じたら、速やかに作業をストップして、業者に依頼することも大切です。

 

取り外しに必要な工具をそろえる

エアコンの取り外しには、以下の工具が必要です。

  • モンキーレンチ
  • 六角レンチ
  • ドライバー
  • ニッパー

その他、滑り止め付きの軍手や、ガムテープやビニールテープ、カッターナイフも準備しておきましょう。

また、エアコンの配管パイプが通っている穴をふさぐエアコンキャップやパテも必要です。

 

手順を確認する

エアコンを撤去する手順は以下の通りです。事前にしっかり頭に入れておきましょう

  1. 室外機側面のカバーを外し、六角ナットのバルブキャップ(2カ所)を外す
  2. ポンプダウン作業
  3. 六角ナットのバルブキャップを再び装着する
  4. 銅管パイプ(2カ所)を外す
  5. 電源コードを切断する
  6. 室外機を撤去する
  7. 室内機を撤去する
  8. 壁の穴埋めをする

 

ポンプダウン作業(フロンガスの回収)

ポンプダウンとは、室内機とパイプに残っているフロンガスを室外機に閉じ込める作業です。まず、エアコンを最低温度に設定して冷房運転を開始します。寒い時期は室外機のファンが回らないことがありますので、その場合は強制冷房運転させます。

強制冷房運転の方法はエアコンの取扱説明書で確認するか、インターネットでメーカー名と型番を入力してあらかじめ調べておきましょう。

冷房運転中に、室外機の細い方の銅管パイプを六角レンチを使って右廻しに閉めて、フロンガスを室内機への送り出しを停止します。そのまま2~3分運転させ、太い方の銅管パイプを六角レンチで右廻しに締めたらポンプダウンが完了です。エアコンの運転を停止して、コンセントを抜きます。

 

室内機と室外機の取り外し

【室内機】

室内機を取り外す際、水などが垂れてくる場合があるので、濡れたら困るものなどは事前に養生しておきます。

室内機は、壁に取りつけられている金具に引っかけて吊り下げられている状態です。室内機の下部分にあるプッシュマークを押しながら、上に持ち上げるようにして少し浮かせてから、壁と室内機の間にガムテープなど、5cmほど厚みのあるものを挟み、裏側にある配管を取り出してカットします。

それから室内機を金具から外して撤去し、最後に金具を壁から外します。

【室外機】

室外機を固定しているボルトをドライバーなどを使って外し、撤去します。室外機は重いので、搬出する経路に邪魔になるものがないか確認しておきましょう。

 

壁の穴埋め

配管の通っていた穴は、エアコンキャップを取り付けてふさぎます。壁に取り付けていた金具のネジ跡は、パテなどで埋めましょう。

 

取り外したエアコンを処分するには

エアコンを買い替える場合は、販売店に古いエアコンの処分を依頼できます。それ以外の場合は、自治体に回収してもらうか、指定取引所に自分で持っていくかになりますが、どちらにしてもリサイクル料金がかかります。

一般的な家庭用エアコンのリサイクル料金は990円ですが、メーカーや機種によって異なりますので、事前に家電リサイクルセンターで確認しましょう。

お住まいの自治体(市町村)に回収を依頼する際は、問い合わせをして手順や料金を確認します。

自分で持っていく場合は、最寄りの指定取引所をこちらで調べて、電話でエアコンのメーカーや型番、製造年を伝えて持ち込み日を予約します。手数料がかかることもありますので、料金の確認も忘れずに行いましょう。

予約日までに郵便局で専用の家電リサイクル券をもらい、必要事項を記入してリサイクル料金の支払いをしたら、リサイクル券の裏面のシールを処分するエアコンに貼り付け、指定引取場所に持ち込みます。

 

まとめ

家庭用エアコンの取り外しを、自分で行うことは可能です。しっかりと手順を確認してから、怪我のないよう注意しましょう。

エアコンの処分は、自治体に回収してもらうか、自分で回収場所に持ち込むかになります。少々手間がかかりますが、地球環境を守るためにも、家電リサイクル法に従った処分を心がけましょう。

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